30年に渡り、アーケードゲーム内で悪役をしてきたラルフは、自分のあり方に辟易していた。ある日、ついにヒーローになって皆に讃えられようと決意した彼は自分の世界から飛び出し、別のゲーム内に侵入するが...。
『トイ・ストーリー3』『カールじいさんの家』辺りから、『ズートピア』くらいまでピクサー作品をごっそり見逃していたのでようやく本作も鑑賞。
ゲームの世界はどれも繋がっていて、ケーブルを通じて互いの世界を電車で行き来しているとか、悪役はみんなで集まってセラピーのような会を開いているとか（笑）とにかく設定が大人までニヤニヤ、ワクワクしちゃう可愛いものばかり。パックマンやクッパなど、任天堂の有名キャラクターも多々カメオ出演していたり。ゲームの世界ってなんて楽しいんだ...！
体と態度はでかいけど心優しいラルフと心に傷を抱えたヴァネロペの2人の間に、ゲームの世界観を超えた友情が育まれる過程にほっこり。冒頭はちょっぴりウザく見えたヴァネロペですが、終盤はそれがむしろ可愛らしく見えてきたのが不思議（笑）。
スイーツ系カーレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界もカラフルでガーリーでものすごく可愛い♡ 全てお菓子で再現されたポップな世界を全然ゲームの種類が異なるラルフや、シューティングゲーム界のカルホーン軍曹が縦横無尽に駆け回るのがまた最高！（笑）
'Wreck-It Ralph'（ぶっ壊しのラルフ）とは言うものの、ハートのあるラルフ役にジョン・C・ライリーはぴったりだし、他にもカルホーン軍曹役のスー先生ことジェーン・リンチは本物そのものだし（笑）とにかくキャストもハマりまくり。きっとゲーマーの方が見たら、随所に見られるアーケードゲームのベテランキャラクターたちに気付いてかなり楽しめるだろうなと羨ましい限り。でも私のように有名どころ以外分からなくても十分楽しめたので、さすがディズニー！！
ドット絵になったり、BGMがピコピコしていたりするのもいちいちツボでした。
