vivi

シュガー・ラッシュのviviのレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
4.9
涙腺にストライクすぎて3回くらい泣く。

「ディズニーで育ったオトナ」にとって、ほとんど完璧な作品なんじゃないかと思います。
何をおいてもヴァネロペが超絶に可愛い!
んですけど、
彼女を可愛いと思えるかどうかで評価の変わりそうな映画。

◆完璧に最高なプロット
ラルフの「壊す」という特性が、ストーリーの原動力にも、問題提起にも、解決にもなってるのが上手い。
全ての出来事に丁寧に伏線が張られていて、強引な展開はひとつもなく回収される。
シュガーラッシュに着いてからが本番なんだけど、そこまでも美味しく観れちゃうし、ヴァネロペのウザ可愛さで加速度的に面白くなっていくのすごいと思います。
解像度とか下らないギャグシーンではちゃんと笑えるところもいい!

◆キャラクターが個性豊か
「直す」フェリックスとか面白いし、お話的にも上手く絡んでるし、何より良いヤツしか出てこないからもっと観たくなるー!
別々のゲームから来たキャラクターたちが頭身もデザインも違くて、その違和感がちゃんと「面白さ」になってるところが好きです。
今回のヴィランのイカれ具合はすごくヤバさ感じる…!

◆メッセージ性が強くて元気になれる。
絶対に夢を諦めないヴァネロペが可愛い。
みんなのヒーローにはなれなくても、
たったひとりの誰かのヒーローになることの格好良さに涙が出ます!

◆欠点を挙げるとすれば、
プロットの破綻こそないけど終盤の盛り上がりがちょっと足りないところと、
トイストーリーほど「実は見てないところではこういうこと起きてるかも?」みたいな夢が見にくいところ。
パックマンとかザンギエフが出て来るとテンション上がるんですけど、100%楽しんで観られるのってどの世代までなんだろう??とか考えました。
vivi

vivi