ラルフ、悪役やめるってよ。
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{あらすじ}
悪役が嫌になったラルフは
自分のゲームを飛び出し、
ゲーム世界で騒動を起こす!
分かりやすく言えば…
「トイ・ストーリー」みたく
ゲームで働くキャラの
″舞台裏″を描いた話。
ゲームの中の世界を
こちらが想像するものとは
180度ひねらせて作っており、
発想と表現力の高さに感服。
タイトルになってる
″お菓子のレース″要素は
そんなにメインではなく、
そこに至るまでの過程が
めちゃくちゃ面白いッ!
ゲームプレイヤーがいるから
成り立つ社会を生きてる
ゲームキャラの日常や
組み込まれた設定に悩む所が
コンプレックスや
トラウマと重なるし、
現実社会をゲームのお話に
うまく置き換えてるのが見事!
【ヒーロー】と【悪役】
両極端すぎる二人が、
ちがう世界でちがうキャラと
ちがう冒険をするなかで、
自分に足りなかった部分に
気付かされたり、
発見してくのもよく、
異なる世界の人たちが
1つの事件に巻き込まれたり、
世間で見下された者が活躍したり
モンスター要素と悪役描写に
力を入れたドツボな作品を
低評価にする訳がない!
何よりさり気ない「オチ」に
久しぶりに涙がぽろっと出た…。
″俺にとって一番最高なのは
屋上から落とされる時だ…″
「悪役」っていう
一見不憫な生き方でも
そこに生き甲斐を感じたら、
それは最高の人生だよ。
自分も中学生の頃に
ネットに小説を投稿しても
文章能力が低いから
いい反応が全然貰えず
枕を濡らしたとき、
コメントが一件。
″こういう小説、私好きです″
そのコメントを見返すと
悪役活動ではないけれど
創作活動をまた続けてしまう
お馬鹿な私です(*´∀`*)ノ.+゚笑