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遺体 明日への十日間のJumblesoulのレビュー・感想・評価

遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)
3.0
震災時のニュースや報道番組ではさすがに語られなかった釜石の遺体安置所の様子を、作られたエピソードも入れずに淡々とドキュメンタリー・タッチで撮影した映像が良い。普段は大袈裟な芝居で失笑してしまう西田敏行も、抑え気味で悪くなかった。映画という手法で3.11後の出来事を記録したところに大きな意義がある。
色々な事が今も継続中の福島はともかく、東北在住者としては忘れるべき事ではないけれど、無かった事にしたいという思いも強くなっているというのが、災害から6年経った正直な気持ちである。
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