ザ・マスターの作品情報・感想・評価

「ザ・マスター」に投稿された感想・評価

y

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2.2
暗い。
たく

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3.8
第二次世界大戦で人間性を失った男がどう見てもインチキな神秘学者によるセラピーを通じて自己を回復していくかの話に見えて、そんな単純なものじゃない気がした。この二人は立場が全く違うけどお互い孤独な心で通じてて、題名のマスターは主人って意味だから「ファントム・スレッド」みたくどっちが支配権を握るかっていうマウンティングの取り合いだよね。マスターの文字が反転してるのはそういうことかな。ポール・トーマス・アンダーソンやっぱり独特過ぎ。

全編にわたって明暗のコントラストのはっきりした画像が目に焼き付く感じと、いきなり冒頭のものものしい弦楽から後半になるに従ってフレディの心情に寄り添うような穏やかな曲調になっていく音楽センスが素晴らしい。

ホアキン・フェニックスが冒頭でココナツを切る前にふざけて手首を切ろうとするのが「ジョーカー」観ちゃってる身としてはドキっとするシーン。
これにフィリップ・シーモア・ホフマンが負けてなくて、まばたきしちゃいけないプロセシングは嫌なシーンだけど変態俳優同士の手に汗握るマウンティングの取り合いで必見。
ボヘミアンラプソディーのラミ・マレック出てるし、エイミー・アダムスもいい感じ。
ひろ

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3.4
マスターが胡散臭すぎる…最後まで何者だったのか?
よくわからないまま終わっちゃった。
でも、そこは考えなくてもよかったのかも。
現在、過去、未来…もしつながってたら、必然的に会う人、起こったこと、これから起こること、を私も考えてみた。
フレディは変われなかったかもしれないけど、マスターとの出会いは今後の彼に大きく影響するんだろうなぁ。
どんどんやつれていくホアキンを見てて、最新のジョーカーを思い出した。
この人の役作りはすごいなぁ。
そう

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3.5
ちゃんと理解出来ず終わった感じだけど、張り詰めた演技と画を見せられ低評価は下せない。音の使い方がゼア・ウィル・ビー・ブラッドみたいだった。

理解出来る作品が良い作品とは限らないし、今はわからないだけかもしれない。人生と同じか。理解出来ないから生きている。

「健康ではなさそうね」
「俺にはなれない」
「人生を受け入れられないのね」

「無意味よ。治す気がないもの」


俺自身今現在人生を受け入れることが出来ていないし、この先も出来ないかもしれない。

その不安を抱えて生きているだけで随分勇敢なんじゃないか?

冒頭から放たれる不協和音は強烈に世界観を決定付け、流れていない時でも頭の中を覆い尽くす。

カルト教団に救われた人々は進むべき道があるかもしれないが、マスターとフレディにそれはない。誰かに道を説いてもらうことは出来ないから。

人間が考えていることなんてそのうち変わる。彼が疑り深いフレディを信頼した理由がよくわかる。一つの教えに凝り固まった人は世の価値観が変わればコロコロと態度を変える。自分に信念がないから他に絶対的なものを求めてしまう。でもそんなものはこの世にない。

生きることの「不安」を真っ向から描いた作品だと思った。

こんなふうに生きている人はいっぱいいる。

でもこんなふうにしか生きられないとは言いたくない。俺はまだ生きているから。
演技がすごい
脈絡の分からないシーンが続く。
主人公の記憶の断片を観させられているかのように。
ホアキンのこの演技、見ていると、こっちまで頭がおかしくなりそう。
MikuOshika

MikuOshikaの感想・評価

3.8
新たな人生をみつけるための一歩。
過去を振り返る、変えられないという現実と恐怖と不安。
誰かに助けてもらわないといけないくらい
弱った精神ホアキンフェニックス。
誰にでも噛みつく姿はまさに狂気そのもの。
あのバイクのシーン好きだった。
目標へ向かってただひたすら真っすぐに走るバイクと輝かしい顔のフレディ。
めちゃめちゃ美しい。
シーモアさんとホアキン
この2人の演技、ほんと素晴らしい。
そしてここに
エイミーアダムスがいないといけない。
と思わせてくれる。
ekn

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3.0
ずっと何か飲んでるけど何を飲んでいるのか分からない気持ち悪さは新鮮。オレンジジュースにしか見えないのにキマッてるのが怖すぎる。
最後のイギリス支部は『ゴッドファーザー』っぽいライティング。
PTAは苦手なんだけど、別に嫌いでもないしつまらない訳でもないという微妙な位置。
歪な友情のお話。

映像がすごく綺麗。恐怖を感じた、そういう映画なのかと思うほどに。
けれど全然違ったわ。


主人公は問題を抱えるフレディと、胡散臭いマスターの2人。
フレディは強烈な酒を作り、マスターはプロセシングを行う、ギブアンドテイクの関係。

それだけかといえばそうではなく、2人の間にしかないものがある。
これが難しい…友情とはそういうものだと言っちゃえばきっとそうなのかもなぁとか、思ったがやはりモヤモヤする。

だけどラストはこれまた素敵なやつですっきりした。いい話だ。

そうしてレビューを書こうとすれば、目に入るはこのジャケ写よ。
再びモヤモヤが起きた。
なんなんだこれ、絶対素敵な感じの映画じゃねえだろ。
ほんとにわからん。
ザ・マスター、恐るべし。
本鮪

本鮪の感想・評価

3.5
フィリップ・シーモア・ホフマンとホアキン・フェニックス、そしてラミ・マレックの3人を一気に観れる贅沢さよ。
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