NAOKI

フライトのNAOKIのレビュー・感想・評価

フライト(2012年製作の映画)
3.7
昨日TSUTAYAで一週間レンタルのDVDを何本か借りてレシートの返却期日を確認して愕然としました…

2019年1月1日?えー!来年まで返さなくていいの?

…じゃなくて…今年ももう1週間ないんだ…

ほんとに?いくらなんでも早すぎない?…嘘ですよね?💦

…というわけでリア充たちや悲しいお父さんたちのクリスマスも終わり…忘年会からのお正月…
皆さんお酒を召し上がる機会も増えていることでしょう。
アルコール依存症ではないですよね?
くれぐれもお酒を飲んでからの車の運転…飛行機の操縦…なさらないように…

冗談ではなくそんな映画なのです。
最近その手のニュースや事件も多く大変タイムリーな作品ではないかと…

とにかく飲酒運転は後を絶たず…その度にみんなが口を揃えて…これだけ世間で騒がれているのになぜ飲酒運転をやるのか?と大騒ぎ…

おれ…思うんですけど…
お酒を飲んだら乗らないっていうのは「飲んでないとき」の常識であって「飲んだ人」にとってはなんの説得力もないのでは?

つまりお酒を飲んだ人にいくら絶対に運転してはいけません…といっても無駄でその前に一口でもお酒に口をつけてはいけない…とするべきなんです。それが良く分かる映画です。

以前…酒で不祥事を起こしたサッカーの前園先輩は「もうソロソロちょっとぐらいいいでしょう?」などとワイドなショーで松ちゃんにいじられても…どうやら本当にあれ以来酒は絶っている様子…本当にそうであればそれが正解だし本当に偉いと思います。

同じく今年…酒で不祥事の○○メンバーや元○○娘の彼女は…謝罪の席で「今後…一口も酒は口にいたしません!」とはとうとう言いませんでしたよね…「これからは控えます」って感じでした…あれじゃダメだな…と思いました。

この映画のディンゼル・ワシントンはその事と戦い苦しみます。クライマックスでの彼の葛藤は…不謹慎ですが抱腹絶倒です。
拳を握りしめて…
「だめだ!ディンゼル!飲んじゃだめだ!一口でも飲んだら終わりだぁ!」
…彼を応援しました!
とにかくこのクライマックスは…なんと言って良いか…メチャメチャ面白かったです。

設定がよく似ているイーストウッドの「ハドソン川の奇跡」は「素晴らしい仕事」を描いた映画…
ゼメキスのこの「フライト」は「恐ろしい依存」を描いた映画でした。

お正月…車を運転する予定の方…公共機関の飛行機やバスや船を操縦する予定の方…
「今のうちに…」じゃなくて口をつけたらダメです!

どうか事故のない新年をお迎えください😁💦
NAOKI

NAOKI