勝ったのは農民だ

ラストスタンドの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

ラストスタンド(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

BSで放送していたのを録画して鑑賞。

根本的なストーリーはネタバレしませんが、はっきり言ってストーリーを知ったところで、この映画の面白味はあまり変わりない気がします。😓



今作は、カリフォルニア州知事を辞めてからの主演復帰一作目だそうですが、確かに全盛期からの老いは感じました。
でも、今作はそこも踏まえた上でのキャラクターだと思います。劇中で「年だな…。」って本人が言ってますから。


シュワルツェネッガー主演映画には脇役に実力派俳優がいることが多い印象です。
今作に関しては、相変わらずフォレスト・ウィテカーが重鎮的な存在感で、好きです。

ただ、彼が役不足と思えるぐらい(「役不足」は褒め言葉です)、彼の演じるFBIは、全体の空気から少し浮いています。
今作は味方のFBIも保安官も馬鹿ばっかりで、逃亡阻止や包囲網がザル過ぎます。⤵️

シュワルツェネッガー演じる主人公も、ウィテカーとの電話連絡のシーンが2回あるんですが、どっちも「お前が話を聞けよ!」「お前がそれを先に伝えろよ!」ってツッコミをいれたくなりました。📵

でも、シュワルツェネッガー主演作って、それ自体が映画としてのジャンルみたいなもんですから、あんまり真剣に考えてツッコミを入れるのも少し馬鹿馬鹿しいです。

というより、あんまり正しい映画の見方じゃないかもしれませんが、ツッコミを入れるのが楽しくなりました。♨️

ストーリーも、
「駄目なヤツらが結束して悪に立ち向かう」
「昔はやり手だった男が、危機的状況に再び重い腰をあげる」
とか、いままでよく観てきた定型的なストーリー要素を含んでいます。

嫌な奴の車は、映画ではボロボロになることが多いですね。🚗
「逃げたと思ったら、誰か1人が逃げ道に待ち構えているシーン」「老人が主人公へ小さなアシストをする」とかもベタです。
でも、こういうベタの良さってありますね。

好きなポイントを挙げていきます。

・自分の中では死ぬと予想しなかった人物が死にます。ベタなストーリーと言いましたが、これは少しビックリしました。

・武器調達のくだりでかかるBGMが渋くてかっこいいです。

・『お前は誰だ?」「保安官だ…。」の人を殺して捨てゼリフ

・最後のトウモロコシ畑の攻防が好きです。🌽 上手い具合に、助手席の女を車から突き落とした直後に助手席側へシュワルツェネッガーの車がぶつかってくるのも、面白いです。😹

・麻薬界の大物が、シュワルツェネッガーに連れて来られるシーン。

とかです。
自分の中では、「ながら見」で気楽に楽しめる映画でした。