とらねこ

夜ごとの美女のとらねこのレビュー・感想・評価

夜ごとの美女(1952年製作の映画)
4.5
これすごく面白い!現代(20世紀)に生まれた不遇な男が、夢で前世をあちこち彷徨う。
けたたましいコメディであり、ジープで時代を駆け抜けるSFでもあり。
ミュージカルというよりオペラ風か。

シークエンスをつなげる編集も変わった効果を付けているが、この作品では見事に効果を上げている。
ルネ・クレールってこんなコメディも作ったのね。
これは素晴らしい!

“どの時代に生まれていれば幸せか”というテーマも面白い。
ウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』の馬車でタイムスリップするシーンは、この作品のオマージュでは。
とらねこ

とらねこ