2021/11/13
イングランド北西部の町サルフォード。何よりも、ジョー演じるリタ・トゥシンハイムの真っ直ぐな目が印象に残る。その目で見るものに偏見がなく、毒親とも言える母親、黒人男性やゲイの男性…
トニー・リチャードソン監督作品。
ジャケ写は主人公の女の子ジョー(男性だと思ってたので…)
イングランド北西部の町が舞台。
高校卒業を控えたジョーは母親と二人暮らし。家賃を払えないと夜逃げする生活を…
親も選べなければ育つべき環境も選べない、抑圧された少女の心象風景が映し出される。時には先のことを考えずに成り行きで、いざ大きな決断が下される場面になると萎縮してしまったり、生々しい労働者階級に焦点を…
>>続きを読む黒人もゲイの同居人も毒親も妊娠も少女に困難を与えるために配置された障害物としか思えない。感情に頼りすぎていて物語(展開)とキャラクターにしか目が向かない、その地獄でしか生きられない少女を偽りなく剥き…
>>続きを読むリタ・トゥシンハムの顔は一度見たら忘れられない。
英国の貧困層の日常に、アフリカ系の船乗りやゲイの同居人などマイノリティへの視線を随所に感じる。陽気な音楽とシニカルなせりふ、そしてトゥシンハイムの魅…
「蜜の味」
〜最初に一言、18歳のシーラ・ディラニーが2週間で書き上げ、世界的な評判を取った傑作戯曲の映画化で、トニー・リチャードソンの名を一躍世界に知らしめた傑作であり、混沌とした物語がものすご…
イギリスフリーシネマの名作を鑑賞。怒れる若者たちという言葉を聞くとポール・ウェラーを思い出します。ドキュメンタリータッチで怒れる若者たちを捉えるのがこのブリティッシュニューウェイヴの特徴らしい。年端…
>>続きを読む19歳の子が書いた脚本だからかもしれないけど、ゲイの友達とか白人と黒人の恋愛とか十代の妊娠とかが出てくるけどそこに偏見だったり説教臭さとかはなくて、ありのままに、子供目線で話が進んでいく感じがその時…
>>続きを読む自分の人生に重なる部分がいくつかあったのとそうでなくても胸が締め付けられるシーンが多かったのとでめちゃくちゃに泣いてしまった
トニーリチャードソンの映画これで三本目だけどどれも主人公がギラギラしてい…