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ふがいない僕は空を見たのあのネタバレレビュー・内容・結末

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

不倫セックスだろうが、コスプレセックスだろうが、
その行為自体は生命の誕生に繋がるって
なんだか不思議だなぁって
中学生みたいなこと考えとしまった。

生と性が切り離せないことを知ってからも、
その2つの間をうやむやにしたり
同居させたり、
おちゃらけたり、
悩みの種だったり、

不倫コスプレですごく素敵な笑顔でじゃあう二人のシーンを観てから、
登場人物の多面性が魅力的で悲しくて。

「ちょい悪オヤジの神アプリ」みたいな面白いキャッチフレーズのエロ動画広告を見てる男性も、
その人生では
お仕事の真面目な会議出たり
趣味があったり
決まった人とセックスしたり
子供が生まれて感動したり、
ずっと「ちょい悪」じゃないんよなぁ、

エロってなんなんだろう、
子供をつくること、
生きていくことってなんなんだろう、
極端な話、どっちが楽しい時間なんだろうと
意味不明な脱線をまじまじ考えた映画でした。

映画の話に戻って、
窪田正孝の佇まい最高…。
ちょっと高めの声とか、話し方、表情、謝り方。
親友の不貞のビラを配ったかと思ったらからかうクラスメートを殴ったり、
拒否してた「施し」を受け入れた瞬間がまた悲しくて。
多面性といえばバイト先の男性の
「とんでもない奴だから普段はとんでもなくいい奴じゃないといけない」というセリフとか、
主人公のガールフレンド(めちゃくちゃ可愛かった。誰だろ)が不貞の動画みて笑うとことか、
不倫自体も二面性以上のことだろうし、
人間って、もちろん自分含めて残酷だなぁ。

そういう意味ではお母さんのふがいない場面が圧倒的になかったから、出来た人すぎて浮いてた気がする。
どろどろした部分見たかった笑
あ