「ロマンスドール」でも思ったけど、タナダユキ監督はベッドシーンを本当に美しく撮るなぁ。
キャッチコピーは、
「生きる。それだけのことが、何故こんなに苦しくて愛おしいのだろう。」
思春期の、やり場のない気持ちや葛藤、揺れ動く心模様をうまく表現している。
一人一人が心の闇を抱えており、静かにもがき苦しむ様子が生々しく、実際にありそうなリアルさがあった。
窪田くんパートは、観てて辛かったな…
私も団地で育ったので、わかる。
「団地の人間は…」とか言われるの、あるあるだったから。
斜に構えてても本当は寂しがり屋で優しくて、
なーんも悩みなんて無さそうに見えてて実は想像もつかないようなことで苦しんでいたり。
一方で、いつも笑顔で明るく元気な人ほど、色んなことを我慢してるんだろうな。
けど、それが本当に強いこととは思わない。
弱い部分を見せられないのもまた、弱さだと思うから。