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マリーゴールド・ホテルで会いましょうのKUBOのレビュー・感想・評価

4.0
【2013 アーカイブ】

日比谷のシネマシャンテで「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を見てきました。

老後を迎えた7人の英国人が第二の人生を夢見てインドの豪華(だというフレコミの)ホテルに集う。だが実はホテルはぼろホテルで、集まった面々も一癖も二癖もあり、といった老人による第二の青春群像劇といった趣。

この老人たちを演じるのは、007シリーズで「M」を演じていたジュディ・デンチ、「ハリーポッター」シリーズでマクゴナガル先生を演じていたマギー・スミス、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでデイヴィ・ジョーンズを演じていたビル・ナイなど、英国の老名優の揃い踏み。上記の商業映画シリーズとは一味違った名演技を見せてくれます。

この老人たちに絡むインドの若者を「スラムドッグ&ミリオネア」のデヴ・パテルが好演。そして何と言ってもインドの混沌としてカラフルな街並が新鮮で、異郷の地に迷い込んだ気持ちにさせてくれる。

読売の映画評ではラストが御都合主義とか書かれてたけど、映画はこれくらいハッピーエンドでいいと思う。「バグダッド・カフェ」みたいな、異国情緒あふれる趣のある映画でした。
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