ちろる

マリーゴールド・ホテルで会いましょうのちろるのレビュー・感想・評価

3.6
イギリスからインドにやってきた老人7人の、インドのホテルの群像劇。
性格全く合わない夫婦と、偏屈ガミガミおばさん、男好きすぎて新たなロマンス探してるおばさんもいれば、過去に住んでたインドに想いを馳せるために来た人も、、、
紳士淑女の奥にイギリスからやってきた、価値観凝り固まった老人たちと、ある意味おおらかで、ある意味適当とも言える若きインド人オーナーのホテルが納得される訳もなくて、衝突だらけのカルチャーコミュニケーションが面白い。

海外に行くとたまに私もギョッとする対応受けたり、自分の価値観に当てはめてダメな国だなぁなんて偉そうに思ってしまったりもするけど、よく考えてみればそれが許される国なんだから同じ人間の私だけ怒っても仕方ないんだよね。

朝目覚めたら精一杯生きる。
ほんとはそれだけでいいのだ。
何事も遅すぎると思っちゃいけない、リスクを犯しても同じなことではなく変化をつけていけば魂は生き生きしてくる。
何事も終わりには良くなるって言葉を胸に抱いてちょっとなにか新しい事をしたくなっちゃうとびっきりハッピーな作品でした。
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