kokotto

空気人形のkokottoのレビュー・感想・評価

空気人形(2009年製作の映画)
3.3
板尾と暮らしているダッチワイフがある日心を持って自我が目覚める。
それから勝手に出歩きビデオ屋で働いたり、色々な人と出会ったり。

テーマがテーマなのでペ・ドゥナも所々で裸体を披露している。
ただ、ビデオ屋の店長は嫌いじゃないし、あんな事はして欲しくなかったなー。。。

作中で皆も空気人形と同じようなもの。と言われているように、登場人物が皆どこか虚無感を抱えている。
のぞみは人間になりたい、というよりは代用品ではない何者かに成りたいといった所だろうか。

終盤空気を入れたり抜いたりはどういう意味があったのかわからないが、のぞみが純一にも同じ事をしようとしたのには、自分があまり耐性がないのか、切なさよりも「やめてくれ~!!」という感情の方が勝ってしまった(^^;;

現代の寓話のよう。
kokotto

kokotto