空気人形の作品情報・感想・評価

「空気人形」に投稿された感想・評価

じょい

じょいの感想・評価

5.0
1番好きな映画。

映像や音楽のファンタジックな美しさと反対に、物語りは「生」で、どちらを取っても嫌味なくできている。
心を持った人形。それは人?それとも何かの代用品?

是枝監督作品。現実的な是枝監督がこんなファンタジーのような映画を作っていたとは。
と思いきや、しっかり現実的な映画でした。
人の弱さ、心の闇、アイデンティティ、承認欲求。
全編通して描かれるのは、寂しさや儚さといった人間の根源でした。
「私は空気人形。性欲処理の代用品」
こんなに悲しい口癖のある彼女だが、心を持った彼女が見た世界はどのように映っていただろうか。

世の中、上手く立ち回らなければ厄介な奴につかまったり、面倒なことに絡まれてしまう。
純粋無垢な彼女はこの世界の光と闇を見たのかもしれない。
何も知らない彼女に色々なことを教えてくれる人、存在価値を与えてくれた人、欲望だけをぶつけてくる人、満たしてくれる人。

すごく切ない終わり方だけど、悲しくはならなかった。
無機質な存在だった人形から、とても生命力を感じる作品だった。
おち

おちの感想・評価

3.3
されるがままにされてきたというか誰かの欲求を満たすために生まれてきた人形が心を持ってしまったら。心を持ってしまった人に心を無くしてと言うのは1番酷なことだと思う。

店長いい人だと思ってたのに気持ち悪い。私だったら、こんなに言葉や事象を知らない人間がいたらそれについてあんなに優しく説明してあげられるだろうか。お店で空気が抜けた時も引かないで空気を吹き込んでくれて、めちゃくちゃいい人やん井浦新と思っていたんだけどなあ。空気を抜きたいってどういう感情なの?本当に謎。

今まで自分は誰かの代用品だと思っていて、誰の役にも建てなくてすみませんって思ってた子に、初めて心を揺さぶられた人にきみにしかできないことを頼みたいとか言われたら嬉しくなっちゃうじゃん。それなのに空気を抜きたいって哀しすぎる、、、
自分がしてもらったことを私もしてあげたいと言う純粋な気持ちが仇になるなんて、もうなんて言ったらいいんだろうか。
でも、ぺドゥナが可愛くてそれが唯一の救い。
最初ちょっと気持ち悪かった。実際にインできるものなの?‪‪💦‬てか是枝監督こんなメルヘンな話😳美しいボディ✨人形を本当の人間のように扱ってる。人形が心をもったのに気づいてない。のぞみが恋する姿可愛い☺︎ご飯食べれないのか。いつかは死なないと、世界が生き物であふれちゃうか。影が違うんだなぁ。空気が抜ける所可哀想。純一は最初から空気人形を普通に受け入れてたな。空気をいれるところ優しいな。キャストけっこう豪華。同じようなものって言葉そのまま信じちゃったんだな。最後こわかったよ。空気人形だけではなく色々な人の人生話もおりまざっていた。なんか悲しいお話でした。
誰かの何かの代用品である苦しさ。
心なんて持たなければよかった?
ちゃんと愛されたかどうか表情にでるんだ。
見た目で始まるストーリーと、見た目なしで始まるストーリーは悲しいほど違う
ポール

ポールの感想・評価

3.8
最初は抑圧された妻の心内を見てる感じだった。

ストーリーが進んでいくうちに男も女も高齢も子供も誰しも持ってる孤独が、主人公が世界を知ってくと同時に展開されていく。

ふいに出て来たオダギリジョーで、映画力がぐっとあがった。
私もあるとき、誰かのための虻だったろう
あなたもあるとき、私のための風だったかもしれない

エモすぎ号泣……
ある日、心を持ってしまったラブドールの冒険。ぜんぶがエモい。もうずっと胸がぎゅってなる。エモい。
>|