小林玉季

クロエの小林玉季のネタバレレビュー・内容・結末

クロエ(2009年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

きっと私がもっと歳をとって、おばさんと呼ばれるようになったら、キャサリンの気持ちが本当に分かるようになるのかも知れない。

スプラッターじゃないし、お化けも出てこない。

でも自分の弱いところを見つけられてそこをケアしてくれる人が現れたら、(キャサリンが人の心をケアする側だったのがまた皮肉)どんな人であっても寄り掛りたくなるのかもしれない、という誰もがもっている心を写しているからこそ、底知れぬ薄ら寒さが常に付き纏う作品だった。

終わり方にその寒さも増した。
小林玉季

小林玉季