上海十月

藁の楯の上海十月のレビュー・感想・評価

藁の楯(2013年製作の映画)
3.8
舞台挨拶に行った時の感想。三池崇の作品でもあったので血だらけ映画なんだろうと勝手に考え、松島菜々子が本人が観れればいいなぁぐらいの気持ちで見入ったら驚いた。人間の良心を問う映画なのだが、そのストーリー運びがアクションとエンタテーメントでハラハラさせる。三池作品にしては、おとなしめだったが、台湾新幹線を使って本物にこだわったところは、見事だ。設定とゾンビのように一般人から警官、機動隊まで全く信用できない状況に追い込まれる。松島菜々子は、あまり綺麗に撮られていないが、女SPとしてかっこいい。きうちかずひろが自身で映画化しようとした小説。ある意味、映画界への挑戦状であるとも言える。そして、この作品が人間の良心を表す言葉として題名にもなっている「藁の楯」を使うあたりは、きうちかずひろの良心だろう。きうちかずひろで撮って貰っても問題が無いし観て見たかったですね。藤原達也のキャスティングは、見事でした。悪魔のような悪いやつでした。カンヌのコンペにも参加するのでグランプリは、難しいですが、楽しみですね。
舞台挨拶は、新宿ピカデリーは、メインで無かったらしくいつものようなテレビのセッションがなかったです。
ポスターが、韓国製スパイ物みたいでかっこ悪い。(サントラのジャケットと同じ)
上海十月

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