mrかっちゃん

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のmrかっちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
探偵はBARにいるシリーズ2作目。
前作はコミカルテイストながらもハードボイルドな人情探偵物語でしたが、今回の続編はかなりコメディ要素とアクション面が強調され路線変更の感じが強い。
ストーリーに要らない場面もあり、前作の
良さが薄められより娯楽映画として作られているのが正直な印象。

それでも主役2人のベストマッチな空気感と軽妙な会話劇は相変わらずの安定感。
決して悪い作品ではないが前作の方が好き。

ストーリーは仲良しのオカマちゃんが殺害された事件を追ううちに札幌市ススキノの脱原発を掲げる政治家が黒幕なのではないかという疑惑が浮上していく。
この脱原発というテーマがあまりにも唐突に出てくるので違和感は否めなかった。
何か大人の事情があったのでしょうかw

事件の中で人間の哀しさや醜さを描き心に訴えてくるスタンスは変わってないのは良かった。
そこがこのシリーズの良さであり醍醐味だと思う。