なぜ人は山に登るのか
その答えを僕は僕なりに持っています
個人的な話にはなりますが、それまで本格的な山登りなんて一度も経験したことなかったにもかかわらず高校生の時に富士山に挑戦したんです
日本最高峰という事実
登っても登ってもじれったいほどに減っていかない残り◯◯メートルという数字
体力と気力
押しつぶされそうになりましたが最後の場所に足をかけたあの瞬間
頂上に到着したときに自分の中に迸る達成感
当時は16歳だったのでその時点では間違いなく人生最高の達成感を味わったのをよく覚えています
まさにこの瞬間、自分は日本で一番高い地点にいるんだという何とも形容しがたい感覚
そして「いま」という時間に対する概念や感覚も変わります
本当にそれまでの苦労が消えていくかのような満足感がスーッと全身に染み込んでいくあの感覚を、登山家はいつも求めてまた次の新しい山に挑んでいってるのではと思ってます