だいざる

拝啓、愛していますのだいざるのレビュー・感想・評価

拝啓、愛しています(2011年製作の映画)
4.0
大切な人を幸せ出来る喜びを感じられる素晴らしい映画。
しかし、ただ一点。1人の登場人物の下したある決断が私はどうしても許せなくて満点を付けられなかった。あの展開さえなければ間違いなく満点を付けてました。それぐらい素晴らしい作品。
Filmarks内で評価が4.1なのも頷けます。でもあれはダメです。許せない。

ある日、定年退職してから牛乳配達の仕事をしていたマンソクはリアカーで古紙回収をしている女性と出会う。
毎日同じ時間同じ場所で会う2人は次第にお互いにとってかけがえのない存在になっていく。

おじいさん、おばあさん4人の物語。
歳をとると中々新しい出会いというものはなく、ちょっと当たりが強いのも災いしてマンソクには友人と呼べる存在がいなかった。
そんな彼が突然知り合った女性と1組の夫婦。
不器用で乱暴だけど、新しく出来た友人を大切にしたいという気持ちが良くわかる。
このマンソクが出会う女性は過酷な人生を歩んできていて、身寄りがない。友人と呼べる存在もいなかった。毎日毎日古紙を回収して明日の生活を心配する日々。
ある夫婦は、妻が重度の認知症で夫は働きながら妻の介護をするのに精一杯だった。

そんな彼らが知り合い、友人としてお互いを支えあいながら交流を深めていく過程はとても微笑ましかった。
ある女性が言う「目を開けながら夢を見てる。」まさしくそんな日々だったのだと思う。
マンソクとある女性の恋物語も観ているこちらの気持ちまで弾んでくるような楽しく暖かい展開。
女性にもらった手袋をみんなに自慢して歩くマンソクさんが可愛すぎましたし、いつもは無愛想な顔をしているのに口に締まりがなくなるくらいにニヤけてしまう彼を観ていると、こちらまでもらいニヤニヤをしてしまいます。

美しいピアノの旋律も心地よくて、映像も太陽光をうまく取り入れていて冬を舞台にしているのに暖かい。

非の打ち所がないから「こりゃ満点だな。」と思って観ていました。
でも冒頭で申しました一件のせいで評価は下がる事に。あれだけは許せない。
面白かったのになぁ。途中までは本当に大好きだった。


雑談
観たのに書いていなかった、もしくは投稿していなかったレビューを全て書き上げた。いわばレビューの大掃除。
これで心置きなく年を越せます。
明日以降観た作品はちゃんとその日のうちに書いてFilmarksに投稿したいなぁ。