【映像詩+天才的に可愛い少年】
少年たち3人がロシアからポーランドに亡命(?)しようとして旅するお話。しかし、筋書きはこの映画では重要な役割は果たしていません。
むしろ、映像詩として見るべき作品です。少年たちがたどる廃線(?)跡や、その近隣の風景、少年たちに接する大人たちの態度、国境の鉄条網、そしてようやくたどりついたポーランドの国境近くで出会う少女や少年たち、などなど、いわば絵になるシーンがこの映画を構成しているのであって、いちいち考えることなくそれらを感受すればいいのです。
加えて、3人の少年たちの中で最年少の子を演じるオレグ・ルィバがものすごおく可愛い! どんな表情でも仕草でも見る者を惹きつける魅力を持っている。外見にも天才があり得るとするなら、まさに天才です。こういう稀な素材を発掘してきた制作陣に敬意を表すべきでありましょう。私は愛童症の気も同性愛の気もない人間のはずなんですが、ちょっと自信(?)を失いかけました。そのくらい可愛い。むむむむむ・・・・。
大人の中では、ポーランドで少年たちを尋問する警官が、ちょっと味のあるところを見せて悪くありませんでした。
この映画に欠点があるとすれば、邦題が冴えないことでしょう。もう少しインパクトのある邦題が考えられなかったのか、いささか疑問を感じました。