haru

明日の空の向こうにのharuのレビュー・感想・評価

明日の空の向こうに(2010年製作の映画)
3.0
僕たちの空。

ロシアのストリートチルドレンが、ポーランドを目指して旅に出る話。なぜポーランドなのかが最後までわかりませんでしたが、彼らにとってポーランドは少なくとも今よりはずっと良いところで、ポーランドに行けば何かが変わると思っていたようです。ところが現実は厳しかった…
運と可愛さという武器を駆使して、3人の子供たちの旅はそこそこ順調に進む。特に末っ子ペチャの可愛さは彼らの生活にかなり貢献してます。お店のオバちゃんに「おばちゃんキレイだね」と笑顔全開でストレートに褒めてパンを得るあたり、ペチャの可愛さは自然で子供らしいというより、わりと計算高さが見えます。きっとこれは彼が生きるために自然と身につけたもので、このまま成長したら彼の将来はすごいことになりそうです。
ペチャとヴァーシャの兄弟は苗字もなく、親もいない。もしかしたら本当の兄弟ではないのかもしれないけど、リャバが足手まといのペチャを置いていこうとするたびに、ヴァーシャが「俺の弟だぞ!」と止めるシーンが印象的でした。(最初置いていこうとしてたけど)
haru

haru