桔梗F

狼たちのノクターン 夜想曲の桔梗Fのレビュー・感想・評価

3.8
追跡の果て、復讐が奏でる哀しみの旋律― 刑務所から男が出所してきた。

19歳の時に少女殺害の容疑で20年の服役を終えたウォンは、 ピアノの調律師として働き始めるが、ピアニストのシューと出会い驚愕する。 シューは、ウォンが殺めた少女と瓜二つの容姿をしていた…

出所した犯人がニック、追う刑事がサイモンです。

ニックも悲惨な過去がありますが、サイモンも妻が自殺、一人娘が反抗とどちらにも重い背景があります…
香港映画の定番ですね(^o^)

宣伝文句で「香港ノワールの新たな傑作!」と紹介されてましたが、ジャケ写真ともどもウソです(苦笑) 

ジャンルでいけばミステリー寄りサスペンスです。しかも、切ない…(。´Д⊂)

ミステリー好きには既視感のある展開で、目新しさは特にないんですが…
やはりジョニートー組のエース格サイモン・ヤムと怪優ニック・チョウが出てればスルーは出来ません(^-^;

ミステリーなのでネタバレは出来ませんが、ミスリードで前半と後半をがらりと変えます♪
キ○ガイに見えたニック・チョウが…実は(;_;)

ロイ・チョウ監督は前作「殺人犯」でもミステリー撮ってるんですが、本作同様、ラストの種明かしがどうも説明が長くなるきらいがあります。

脚本にも、ようく考えればちょっと矛盾点が生じますが、撮り終わって気づいたのか、エンドロール後、ワンシーン追加して辻褄を合わせようとします(^o^)

映画のテーマは…言えません(^-^;それが最大のネタバレになります。
日本では定番の切ないミステリーが好きならお勧め♪

本編自体は評価3くらいですが、上げたのは2シーンあるアクション場面です(゜ロ゜;
冒頭シャワー室でのニック・チョウvsならず者戦とゴンドラ内でのサイモンvsニックチョウ戦。

シャワー戦のバイオレンス描写のエグいこと(^-^;ゴンドラ戦の緊張感と撮影は素晴らしい(゜ロ゜;

ロイ監督は明らかにミステリーよりバイオレンス、アクション映画に才能があると思われます(^o^)
次回はバイオレンスを撮ってほしい!冒頭のバトルはクローネンバーグ監督の『イースタン・プロミス』かと思ってしまった(*_*)

脚本はもう一息ですが、カメラワーク、主演たちの演技、音楽、少ないながらのアクションは○

タイトル、ジャケ&宣伝サギでノワール感を出す必要が感じられない…普通にサスペンスで売ればいいものを。

邦題の「ノクターン」は何かと言うと、一応劇中でショパンの「ノクターン(夜想曲)」がよく流れるのでこれはウソじゃない(*_*) 

完璧なミステリーや派手なアクションを期待したら爆死映画ですが、ニック・チョウの悲惨さと怪演を見れるだけでもお釣りがくる映画(^o^)