くぅー

狼たちのノクターン 夜想曲のくぅーのレビュー・感想・評価

3.4
いろんな意味でえげつなかった『殺人犯』のロイ・チョン監督が、おなじみの渋いサイモン・ヤムと個性派のニック・チョンを対峙させて描くサスペンス。
まぁ、前作の様な強烈なインパクトは無いが、ノクターンが流れるだけあって、それなりに切ない余韻を残す。
冒頭から激しいバイオレンスで、最近パターン化しつつある鬼気迫るニックのキャラを生かしたストーキングで突っ走ると思いきや…徐々に明らかになる過去が一捻りしてあって、一味違う愛と執念の追跡サスペンスに!
ただし、どうしたって20年前の穴だらけの捜査には苦笑ですが。
くぅー

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