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さよならドビュッシーのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

さよならドビュッシー(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

名門高校のピアノ科への進学が決まっているヒロインの家で火災が起きる。祖父と、ヒロインと仲良しの従姉妹は焼死し、ヒロインだけが生き残る。整形手術で顔の火傷は治ったものの、声帯と指の軽い麻痺症状が残った。生前に祖父が残した遺言には、ヒロインへの遺産分与はピアニストになるための費用としてのみ使用することとあったため、ヒロインは疾患を抱えつつも進学し、ピアノコンクールへの出場を目指すのだが…という話。原作小説は既読。

小説以上にミステリー要素は稀薄だが、ピアニストの成長物語としてはとても感動できる内容。最後のコンクールの演奏シーンは鳥肌がたった。あの弾き方は反則である。作品に隠された謎は、ミステリーとしては割とありがちなので、途中から気づいてしまった。でも、ヒロインが背負ってしまった重い境遇には涙。
橋本愛主演。このままだと橋本愛出演映画を全部観つくす勢いだ(笑)。
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