コーカサス

ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシーのコーカサスのレビュー・感想・評価

3.0
エージェントの命令に背き、国外追放された元CIA工作員ローガン(エッカート)は、ある日突然自身の存在を抹消され、巨大組織の陰謀に巻き込まれてしまう。
同僚たちは殺され、さらには愛娘(リベライト)を誘拐されたローガンは、暗殺の標的とされながらも、ひとり組織に立ち向かうアクションミステリー映画。

舞台であるベルギーの街並みがとても美しく、中でも「世界一美しい駅」といわれるアントワープ中央駅での逃亡劇は、思わず物語を忘れてしまうほど、その美しさにうっとり。

それらの美しさのせいにする訳ではないが、その後のストーリー展開、特にせっかくのオルガ・キュリレンコの主演がいささか消化不良気味なのがとても残念。

ちなみに“スプレマシー”(Supremacy)とは、優位性・最高位・至高の意味だが、原題は物語同様、“国外追放”を意味する『The Expatriate』である。

205 2020