正義の裏側にある悪。
ニュース映像のようなリアルさ。
ウサマビンラディン殺害の瞬間とその過程を描いたドキュメンタリーのような一本。
9.11の報復として始まったイラク戦争。
CIAは国民の怒りを代理するかなように非人道的な手段で敵を追い詰める。
それは『正義』と同時に『悪』のダブルスタンダードの上で成り立ってしまっている。
その狭間で主人公は使命を全うしていく。
そして訪れた歴史的な瞬間。
そこからの数十分はまるで自分が兵士の1人かのような張り詰めた緊迫感の中、ミッションが遂行されていく。
この映画のすごいところはリアルさを追求しているところだと思う。
突入の瞬間、サプレッサをつけたアサルトライフルの音、確実に相手を仕留めるために頭に撃ち込む銃弾。
ニュース映像かのようなリアルさと音を表現しているところなどは本当に素晴らしい。