毒をもって毒を制した先に待っているのは地獄だった…
ビンラディン暗殺の裏側を描く作品。
簡単にいうと戦争ってやっぱり悲しみしか生まないよねって話。
めちゃくちゃ安っぽくまとめ上げたんだけど本当にそんな作品で、主人公がどんどん正当性を抱きながらも闇に堕ちていき、終わった後どうすればこの闇を払えるのかと苦悩する姿が見られる。
復讐の是非というよりは実際に復讐を果たした人の中にはせいせいする人もいるだろうし、今作のように自分の行き先が不安になってしまったりすることが焦点になっているのかも。
ジェシカ・チャスティンが少しずつ内側からおかしくなっていく様が凄かった。
地味にジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、クリス・プラットなどの名だたる俳優が地味な役で出ているのも見どころ。