俺俺の作品情報・感想・評価 - 34ページ目

「俺俺」に投稿された感想・評価

yn19861225

yn19861225の感想・評価

3.6
この監督のブランドが焼印された作品。期待値の枠の中で、マスが抱く淡い望みを容赦なく振り落としていく。作り手のみが掌握しているであろう計算された混沌と法則。それに限りなく迫りながら、決してこの手に掴み取ることのできない快楽的高揚感。全体的に冒険が抑えられている点や、行儀の良さが気になるものの、原作ものならではの精神的疲労感と潔い曖昧さが良い。小ネタの封印も、監督の次のステップのためだと考えれば大いに結構。

このレビューはネタバレを含みます

原作は星野智幸の同名小説。
小説は読んでないので何とも言えないけど、この不条理な感じの世界観は三木監督が好きだろうなと思う。
増殖する"俺"と意気投合する俺や、俺を削除しにくる"俺"からの逃亡など、もし自分が"自分"に囲まれたらと考えると出来事は実にシュール。
最初は増殖する"俺"が可能性の象徴なのかと思って観ていたらどうもそうではないようで、明らかに他人が何かの境で"俺"になっている場面も出てきて…。
こう書いてても訳の分からん話だ。

とにかく、自身の内面的な何かを象徴して"俺"が複数いるわけではなさそう。
あえて言うなら画一的な人間の増殖という、社会的なテーマをイメージしてしまうけれど、考え過ぎ?
不条理だから成立する話だし、その辺の理由は説明ない、あえて説明も要らないと思うけど。
まあ起承転結はしっかりしているので話から振り落とされることはない。
ただ、やっぱり何だったのかは良く分からないw

背景や小道具での遊びは監督の作品らしく相変わらず凝ってる。
三木作品の常連も脇役で出てくるし、その辺はニヤニヤする。
加瀬亮が妙なテンションの役をやってたなあw
亀梨和也の33役は、顔だけ合成のキャラはともかく、メインの3人が1フレームに収まる画などは実に自然な感じにできていて、素直に感心。
キャラの演じ分けも良かったしね。
mknosuke

mknosukeの感想・評価

2.4
33人演じ分けた亀梨くんの演技は評価できるけど内容がいまいちピンとこない。
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