SH

スリーピング ビューティー 禁断の悦びのSHのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公の気持ち超わかる。
お金もない、中身もない、何に関してもなんとなく地に足ついてなくて、宙ぶらりんな存在。あるのは若さだけ。
お金のために色んなバイトしたり、人に言えない秘密の関係を持ったり、プロポーズの真似事したりしても結局起きてる間は死んだように生きてるとしか感じられない。さらに寝てる間は老人に勝手に弄ばれて罵られたり取り戻せない若さ・体力・美しさへの執着・妬みをぶつけられるし。でも主人公は何も悪くないんだよ。
ラストの慟哭の意味は、死んだらバードマンと一緒になれたのに、って意味を含んでると思う。
原作が川端康成の小説というのは知らなかったけど興味わいた。読んでみようかな。
SH

SH