HirokiSo

クロッシング・デイのHirokiSoのレビュー・感想・評価

クロッシング・デイ(2008年製作の映画)
2.3
サウスボストンの貧困街で育ったブライアンとポーリー。二人には、盗みに手を染めながら生き抜くしか術がなかった。ブライアンには家庭もあったが、生きるために盗みを繰り返すうち、ついに刑務所に入れられる。
5年後、出所したブライアンは更正を誓うが、泥沼は再び襲いかかってくる。妻とのスレ違い、ポーリーからの盗みの誘い、働いても働いても豊かにならない生活。ブライアンの決断はーー。

監督の半生を描いたという、実話に基づく作品。盗みや麻薬といった、負のループから抜け出せない現実。
ただブライアンにはずっと、ポーリーという心強い相棒がいて、刑務所に入っている間もずっと心配し待ってくれていた妻と子どもたちがいた。
だからこそ、最後の最後は踏みとどまれたのだと思うし、良かったなと思う。

ときに現実の過酷さを、ときに友情や愛情の強さを、うまく表現した作品だった。
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