HOLYDAY

風立ちぬのHOLYDAYのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.0
スタジオジブリ宮崎駿監督作品。実在の零戦の設計士、堀越二郎の半生を描いた物語。しかし、事実と異なり堀辰雄の小説からも着想を得ているため半分フィクションです。丁寧に合わせることで、すごく綺麗なお話になっています。
その中でも、夢に天才設計士カプローニが出てきて、二郎に言い放つセリフ「設計者は夢に形を与えるのだ。」設計士を目指している私や友人にとって、とても心に残りました。(余談)
お話や描写はたくさんのレビュでもある通り、駿監督自身を描いた物語にも見て取れます。タバコやら、戦争やら、震災やら、没頭して仕事するシーンやら。
誠に生きるのが辛い時代と謳っているが、主役は才能とチャンスに恵まれていて、生活的な意味で辛そうには見えません。しかし、貧困の中で才能を発揮できるチャンスを貰った若者の苦悩という着眼は珍しく、面白かったです。設計士として、日本のトップ?として、生きるために最高のものを世に送り出す。これから設計士を道を歩む私としてはリアリティを帯びて色々感じさせられました。作家性やら芸術性、もちろんデザインなど、小さい子供には受けないジブリ作品ですが、クリエイティブな仕事をされてる人にとっては良いかも知れません。私的に恋愛の要素は不要でした笑
物語を盛り上げるのには良いかもしれませんがそれなしでも充分楽しめました。
ゆーみんのひこうき雲はほんとに最高です。
ジブリは監督が変わっても、どの作品も選曲を外さないのが良いです。笑