このレビューはネタバレを含みます
風は吹いているか、はい大風が吹いています、って笑いどころじゃないんだろうけど笑ってしまった。じろうさんの一途で誠実に夢も愛も大切にしているところがとても好きだった。
心に風は吹いているか、この基準/確認は生きていくうえで重要だなあ、人生の先輩から学んだ。
ラストのなおこさんが生きてって伝えに来てくれたのは、美しさや理想を求めて設計した零戦が片道だけの燃料で出発させられ一機も戻ってこなかったことに対して、じろうさんが自身を許せるようにあのシーンをつくったのかなと思った。
物語も風景画や音楽も丁寧に丁寧に作られていて、大好きな映画になった。ありがとうございました。