よね

風立ちぬのよねのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.5
正義(ここでは利他心)とエゴは自分のなかに共存して矛盾する
もし正義とエゴが同じ方向を向けば幸せだと思う
でもそれは両方を実現することはできない残酷なもの


矛盾を抱えた自分を許し、日々を懸命に生きたのが主人公ではないかと思う
人間の矛盾と向き合うことは難しい

主人公はそうした矛盾を受け入れる生き方を示してくれたように感じた
それが私が主人公を見て感じた安心感のようなものの理由だと思う

人が抱える矛盾を許し自分を愛すことができたなら、幸せに少し近づけるのかもしれないと思った
よね

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