じゅんP

かぐや姫の物語のじゅんPのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
3.4
この映画が公開される直前、全く異なるジャンルの「悪の法則」を観に行った際に、今作の予告編に少し映像を足した「プロローグ」なるものが収録されたDVDが配られていて、ジブリ自信ないのかな…なんて考えながら観に行きました。

生の生々しさや気持ち悪さを唐突に放り込んでくるところや、月からの迎えの異質さなんかは好きですが、あのDVDはやはり自信のなさの表れだったのかな…と思ってしまいました。
構想8年、制作費50億円と言うだけあって映像技術もすごいんだろうとか、かぐや姫という題材を現代的なテーマで語り直した、というのもわかるんですがそれでも、ジブリ以外でもピクサーを筆頭に技術的な進歩と、娯楽作としてのクオリティーを両立させているアニメ作品がたくさんある中で、全体としては物足りなかったです。

とはいえあの独特なタッチの画の動き、もっと言えば線の織りなす躍動感は大画面で見てこそ。
なのでジブリ作品の中でも屈指の、「リアルタイムで劇場で観ていないと魅力がかなり損なわれてしまう」タイプの映画ではあると思います。