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かぐや姫の物語のマントルのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
4.0
原作の竹取物語に基づいていて、尚且つ次第に心を閉ざすかぐや姫の悩み苦しみが色濃く表現されているかなり重めな内容。
もちろん絵のタッチどおり和んだり、美しいところが沢山あったけれど、とにかくかぐや姫の悩み苦しみの描写が鮮烈。筆のような絵のタッチが、こうしたところでは淡くやわらかな筆致から荒々しい筆致になって、迫力が相当なものでした。お迎えが来た時の悲嘆と音楽のギャップも相当なものでした…。帝とのやり取りはややあっさり。