YukiOshima

かぐや姫の物語のYukiOshimaのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
5.0
2019/6/20
「生きている手ごたえさえあれば、きっと幸せになれた」

”ジブリ汗まみれ”で語られている高畑勲監督のエピソードが毎回とても好きで、いつか観なくてはと思っていた作品。
衝撃受けたから備忘録。
いのちとは、立派とは、美しさとは、愛とは、幸せとは、生きるとは、死ぬとは、それらを間接的に本質的に問いかけられる凄みに圧倒されっぱなしだった。
誰しもが持ってる喜怒哀楽も誰しもが通ってきた成長の過程も何も変わらない日常もそこら中にあるいのちの芽吹きも疑いなく妄信してしまう基準もいつのまにか押し付けてる愛情も…人間の営みの中の究極のあるある・ともすれば素朴で色味のないように見える事柄に丁寧に光を当てる映画という所に覚悟と挑戦を感じた。
カカ・トトのキャラクターや相模が持つ高貴な姫像や帝が発する言葉の端々に、なんだか日々悶々と考えてた女性と男性の捉え方をどこか肯定してもらえたような感覚になった。

鈴木敏夫さんの「高畑勲さんは今も僕に取り憑いて生きている」という言葉が、観終わった後、さらにずっしりきた。