冬眠くまちゃん

かぐや姫の物語の冬眠くまちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

金曜ロードショーにて。映画館で観て以来だった、観に行った当時なぜかラストで泣いたけど、今日改めて見てまた泣いたので、そういうもんなのだろう。
なんかツイッター開きながら観てたら「地上から帰還した天女の記憶を呼び起こして苦しめた罪としてヒメ自ら地上へ降ろされた」ということを知り、ああそりゃあ泣いてしまうやつだ、と思った。天女は歌って涙するけれどもう地上へは戻れなくて、これからヒメも同じ運命を辿るわけで、あの歌を歌いながら泣くけれど何も思い出せないのだろうなぁ。えっむりしんどい、永遠にそうやってすごすんでしょ、うわぁむり、そりゃ観てるこちらは悲しすぎてしんどくて泣くわ。ラストの童女が先頭に立ち子供達が歌いながら練り歩くシーン、あれでハッとなるヒメにブワァ〜ってなったわ。
日本人なので竹取物語のストーリーは把握してるけれど、ちゃんと肉付けするとこんなにも苦しい物語になるのかという、映像や音楽も相まってヒメや翁などに入れこんでしまった。そういやスクリーンで見る映像が恐ろしく美しかったな、紙の質感のようなものが伝わってきたような覚えがある。公開当時より少し大人になって、感じ方も少し変わったような気がするので、改めてスクリーンで観れたらいいのになぁという気持ち。