かぐや姫の物語の作品情報・感想・評価

「かぐや姫の物語」に投稿された感想・評価

箱蛙

箱蛙の感想・評価

3.7
2015/11/01(楽天レンタル)
meg

megの感想・評価

4.0
手間暇・お金がかかっていて、完成させたこと自体が称賛に値する。それがまた上質だのなんだの!柔らかな色合いと力強い線が絶妙にマッチしていて美しい。このような表現方法は海外にもあるのだろうか。一見古風な見た目とは裏腹に、ストーリーは『竹取物語』に沿いつつもジェンダーをにおわせていて今日的。翁も捨丸も公達も帝も怖いって言うか気持ち悪いわ!かぐや姫の月に「帰りたい。でも帰りたくない」みたいなアンビヴァレンスな想いも強く伝わってきた。女童と帝のアゴには笑った。
 ずっと気になっていたのをやっと見ることが出来た。お話の筋自体は子供のころから頭に入っているのでそれがどう映像化しているのか、というところ。 
 絵が綺麗で日本的な感じがするところが良かった。女童(側にいる小さい女官)が可愛い。声も田畑智子さんであっていてよかった。ジブリに良くある声優の声があっていない、というのが今回はなくてよかった。
 姫は捨丸が好きだと言っても捨丸の現実の生活はなかなか厳しい。かといって高貴な姫というのは窮屈な生活で、高貴な人と結婚して子供、というパターンにもはまりきれない、どうしたらいいか、じゃ月に帰る、ということになるのか。「月に帰る」ということは現世では「死」ということ。現実的にはそれができないから、「月は楽しそうだなあ、現世の穢れもないし」と思ってしまった。(笑)
 月の世界に感情の起伏はないので姫を連れ帰る人たちは全く空気を読まずただ連れて行く。そこはリアルだと思った。「月へ帰る」=「死」ということなら、現実でもあっけなく人が亡くなり、いい人が早く亡くなったりする、なんてよくあることだから。
 おじいさんが都に移ったら価値観が変わってしまっているのが哀しい。おばあさんがそれほどでもなく、終始姫に寄り添っているのが救いだったけれど。
 それにしてもなんで帝はあの顎なんだろう。(笑)
「これが自分が追究したアニメーションだ」という作者の思いをすごく感じた。かぐや姫の揺れる感情そのものが画面全体に表れるのとてもアニメ的ですごく好き。
高畑監督の制作におけるパワハラモラハラの指摘があって、それ自体は事実ならすごく問題だけど、作品そのものは本当に素晴らしかった。胸がいっぱいになった。
女性性の抑圧
現代日本への問題提起でしょうか?

ジェンダーギャップの実感がない人には「可哀想なかぐや姫」で終わってしまいそうだなあ〜

原作と映画では描かれ方も違うんだろうけど、竹取物語が流行った当時 かぐや姫に共感する女性ってあんまりいなかったんじゃないのかなって単純に疑問。
お迎えのシーン怖すぎ
Itsuki

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帝がキモい
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