ハスキー

世界にひとつのプレイブックのハスキーのレビュー・感想・評価

2.5
評価が難しいです。

というのも私自身がプラッドリー・クーパー演じる主人公と同じく双極性障害の診断を受けた立場なので、リアリティが感じられませんでした。
なんでも恋愛で展開していこうとするところが、アメリカ映画らしいなと思いました。
実際うつ状態になると、異性への恋愛感情なんてなくなりますから。
妻が浮気でそう状態発症?うーん、なんか違うなあ。明確な原因なんてないのが躁うつ病なんだよなあ。
そのあたりの考証が甘いなと感じました。

ただ、健康な人が見れば、「ハッピーエンドで良かったね」とほっこりできるのではないでしょうか。
私は当事者としては楽しめませんでした。
まあ躁うつ病に限らず精神疾患て演じるのが難しいから仕方ないですね。
なった人にしかわからないですから。
父親役のロバート・デ・ニーロ、こんな役で出演OKしたの?というくらいどうしようもないダメ男を演じています(ギャンブルに明け暮れる)。
まあ娯楽だしあまり映画にリアリティを求めるほうがおかしいのかもれません。
ハスキー

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