このレビューはネタバレを含みます
妻の浮気という、自分には何の非もない事で暴れてしまい入院になった事は同情するが、おそらくこれ以外にも躁状態ならではの行動があったのだろうなと想像できる。
多弁になったり、急に?一気に?運動をしはじめたり、たまたま見かけた元職場の上司に挨拶しに行ってみたり。
夜中に家族を起こしてまで急に行動し始めたり。
躁状態でなければできないような行動をしてしまうし、勝手に断薬して再発するのはこの病気ではあるある。
ただ、躁状態?のことを「発作」と表現したり、日本で普段聞く内容とは違う説明がいくつかあった。
アメリカと日本で違うのか、または私が知らないだけか、それとも映画だからそうなるのか、あるいは日本語訳をして字幕にする過程でそうなるのか。
これを見て躁うつ病(双極性障害・双極症)の全てだと思われると当事者家族として困ってしまうようなシーンもたくさんあった。
しかし、依存症を含む精神疾患をもった人たちが、リカバリー(回復)をめざし、過去の自分も含めて自分を認めたい、そんな自分が好きだ、という当事者の思いもこの映画には含まれている。
セリフにもジーンときた。これって、なかなかできないんですよね。