miumiu

世界にひとつのプレイブックのmiumiuのレビュー・感想・評価

4.2
公開時に映画館で鑑賞。
ブラッドリー・クーパーが好きだから観たというのもあるけれど、心の病とそれを乗り越えようとする姿を前向きに描いている点に惹かれた作品。
ブラッドリー・クーパーが双極性障害(躁鬱病)、ジェニファー・ローレンスがセックス依存症。
そんなダメダメな二人がダンスコンテストでの入賞めざしながら案外体育会系な感じで関係を深めていく話。
意外にサラッと観られる。

ブラッドリー・クーパー演じるパットの母親がとても素敵。父親(演じるのはロバート・デ・ニーロ)はちょっとダメな親なんだけど何だか憎めない。兄貴は嫌みなやつかと思いきや公正ないいひとで、家族の物語としても秀逸。(年長だから人間ができてる、いい親とは限らないんだよね…)

恋愛パートはジェニファー・ローレンス演じるティファニー目線で進む。(彼女のほうが先に惚れているような見せ方。)
ダンスコンテストの場面はパットの気持ちが読めず、切なくて涙・涙…。 

ちょっと変わってたって、病気を抱えてたって別にいいじゃない、一緒に乗り越えていけば。と思わせてくれるラストが素敵だった。
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