妻の浮気で精神を病んでしまった主人公が同じような境遇の女性と出会い、立ち直っていく…というストーリー。
まずは主演のブラッドリー・クーパーは良かった。精神病ゆえ突然スイッチが入っておかしな行動を取ってしまったり、カラダを鍛えて病気乗り越えようとしたりするちょっとズレた感じがよく似合っていた。基本的にはあんまりカッコよくない役なんだけど、ラストのダンスシーンではやっぱりむちゃくちゃカッコよかった。
でも相手役のジェニファー・ローレンスもとても良い。キュートなんだけど最高にクレイジーな感じにめちゃくちゃハマっていた。クレイジーながらも自分のように精神病である主人公を気遣うシーンやダンスのあとの悲しい表情も印象的。
終盤はややご都合主義が感じられなくもなかったが、再生・再出発系の要素とラブロマンス的要素などがほどよく合わさっていてとても観やすかった。広くいろいろなひとにおすすめできる良作です。