ジョーカー

世界にひとつのプレイブックのジョーカーのレビュー・感想・評価

3.5
ブラッドリークーパー目当てでの鑑賞、第三弾、ブラッドリークーパー、ジェニファーローレンス、ロバートデニーロとキャストは豪華

元高校の歴史教師だったパット(ブラッドリークーパー)は妻と同僚の教師との浮気現場に遭遇、浮気相手に暴行をした事により、精神病院に入院させられる

8ヶ月で精神病院を退院して来たパットは裁判所から元妻へ接近禁止命令を言い渡されていたが、元妻に連絡を取ろうと未練タラタラ

パットは自分が正常だと思い込み、薬を飲む事を拒み、肉体を鍛える事でバランスを保とうとするが、小説の結末にキレたり

ある曲を聴くと動揺して、怒りを抑えられなくなったり、夜中に妻との結婚式のビデオが無いと騒ぎ出して、近所に迷惑をかけ、周りにはかなり浮いた存在

そんなある日、友人のロニー夫妻が招いた食事会で、ティファニー(ジェニファーローレンス)と出会う

ティファニーは夫と死別した事により、心に病を抱えて、心理療法を受けている身だった

元妻と復縁したいパットはティファニーを通じて、手紙を渡して貰う事を思いつく、ダンス大会に出場する事を条件に承諾する

ティファニーとダンスのレッスンを受ける日々の中で、少しずつ回復の兆しが見えて来る

いっぽう、父親(ロバートデニーロ)も息子との距離を感じており、アメフトの話題で親子の溝を埋めようとしているが、親子の溝は中々、埋まらない

ある日、パットの父親がノミ行為で、全財産を失った事を知る、それを助けようと、ティファニーはある提案をする、次のイーグルスの勝敗と自分達が出場するダンス大会の得点を対象にする事を提案

パットとティファニーは父親を救う事が出来るのか、二人の関係はどうなるのか

心の病を抱えた主人公が、ダンスを通じて立ち直って行く様が、応援したくなる感じで、なんとも素敵だった

過去は変えられない、良い自分、悪い自分も含めて、全てが自分という人間なのだから、自分を好きになる事が一番なのかなと思えた作品でした
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