どーもキューブ

野蛮なやつら SAVAGESのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

野蛮なやつらの薬なトライアングル


原作・脚本ドンウィンズロイ。
脚本監督オリヴァーストーン。



アメリカの社会派監督といえば、オリヴァーストーン。アメリカの暗部と政治を真っ向正面から描いてきたお気に入り映画監督であります。

まず見てきた作品おさらい。

ベトナム戦線におりたった若者、そこは正義も、何もない。あるのはがなるトムベレンジャーと勝手な規律あなたは天を仰げ見てしねるのか「プラトーン」

俺は傷ついつてるのか?あの日に生まれてやり場のないトムクルーズを見れば傷が分かる「7月4日に生まれて」

オリヴァーが描く最初のエポックたる政治家「JFK」

トークサディストの何でも言うラジオ「トークレディオ」

俺が撮った写真は死体なのか?ゴミなのか?人間なのか?ジャーナリズムと戦線「サルバドル」

ちょっと話ししてくるわオリヴァーとカストロがちトーク共産主義ドキュメント「コマンダンテ」意外に名作ドキュメント

大不評のブレイクスルーザアウトオブザドアーズ「ドアーズ」

 わが大統領は。いったい。何。しでかしたのだよのオリヴァーの大統領シリーズ2作。「ニクソン」「ブッシュ」

そのときスポーツになんの力がはてらいたの?「エニイギブズサンデ~」


とうとう見てきました。


上映していたのは、わかっていた。
面白そうだが、何やら「Uターン」か「ナチャラルボーンキラー」系。オリヴァーの麻薬殺傷犯罪物の感じは、感じとっていた。

ブルーレイディスクレンタルしました。



うわあ!見にいけば良かったあ、メッチャ!良いやんかあ!

完全に「ナチュラルボーンキラー」の失敗を取り戻した感じで、めっちゃ良かったやんかあ!あっ!タランティーノも激怒した脚本提供の「ナチュラルボーンキラー」は、私は大好きだよーん。映像効果やりすぎ、当時発砲事件も起きた本作、劇場鑑賞、DVD購入ずみ。

だが、大コケしたやつ。
そのナチュボの良い意味で映像にギミックを加えまくる編集は、今回も顕在。

よくある麻薬話し

に、麻薬シンジケートに超秀才三角関係若造が取り込み、とりこまれる話し。

いやあね、ブレイクライヴリーがいやらしぃっっっ!きれいすぎぃっっっ!

ていうか誰よ!と思ったらビデオ屋でジャケ惚れしていた「アデラインの100年目の恋」の人でしたね。まあ可愛いこと。2人に惚れられてもシャー無いわ。新作はウディアレンに出演かあ、なるほどなるほど。

武闘戦場がんがんいこうぜぇ派のテイラーキッチュ

理知穏健慎重派の植物学専攻のアーロンテイラージョンソン

その2人の女神が、ブレイクという関係性。

その3人が行うは、麻薬・葉っぱせいせい

でございますね。日本のニュースも頻出ワードになってきましたね。

そこに絡むシンジケート軍団

あら適役で適薬で逆に怖いベニチオデルトロ。髭面のメキシカンブルドックのようです。コワいよなあ。今回は容赦ない振る舞いかつ抜けさくぶりなキャラですが良かった!私は「ユージュアルサスペクト」の老化版の役柄がだぶついて見えましたね。植木やは、注意ですよみなさん(ジョーク)必見!

そして出演していてびっくり!ジョントラヴォルタ。めちゃ!太りまくっていて、必ずなんか食っているイメージかつ、重要警察ずぶずぶ悪い方を演じてます!「サタデーナイトフィーバー」の治安維持法はダンスから葉っぱ賄賂にかわります。あ~こわいこわい。特典映像でデルトロが

「俺の記念作になったよ!散々見た「グリース」の主演俳優と共演だなんて!」と超リスペクトしてました、嬉しいですよね!そういうの。

そして見せ場もたっぷりな「デスペラード」からこちらもぬけ落ちたミスしまくるけど、強烈なボス役を演じたサルマエハック。いやあ女性をなめたらあかんよ!的なボスであります。

私は完全にリドリースコット「悪の法則」のキャメロンディアスを思いだしましたね。あ~コワい!

本作原作のドンさんも脚本執筆していてこまかーい麻薬こな事情を何気にこまやかにちりばめながら

アメリカの裏のヤク事情が素晴らしく鮮烈、新鮮に表現されてますね。

あの みなさん
麻薬は違法
これ基本ですんでお願いします。

私は映画を通じて反面教師学習を十代からしていたんで良かったなあ。いやあナチャラルハイこそ真理だす。

けど「悪の法則」は、もの凄くねシステマティックに薬事情がくり広げられていたけど、

本作さすが、麻薬・薬に溺れ経験済みのオリヴァーストーンだけに

麻薬対警察を描いた「イヤーオブザドラゴン」

「ワールドイズマイン」で俺の世界。アルパチーノが今でも飛び出す神ぶっぱなし映画、おらあメキシコから成り上がるだあ「スカーフェイス」

両方創作者は、オリヴァーであります。
地獄の収監体験が出来る麻薬で捕まるとこんなんなるよ絶望おぶ監獄映画アランパーカー「ミッドナイトエクスプレス」もオリバー。

主役3人と麻薬側もどこかあらの在る、人間味を含みながらキャラ作りしてましたね。

まあラストに不満の方もいらっしゃるようですが、ナチャラルボーンキラー体験がある私は、むしろ大爆笑してしまいました。こんな落ち、オリヴァ落ちはやるといいなあ(うそ)


さて
オリヴァーストーンが描く
ザ・野蛮人のように

野蛮なやつらの薬なトライアングル
ぜひどうぞ!

ブルーレイ買おっ!と。
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