山奥の別荘で奇妙な日記を発見した大学生たちが、それをきっかけに蘇った怪物に次々と殺されていく。
だが、その裏には謎の組織の存在があり…。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』の脚本家、ドリュー・ゴダードが初監督を務めた新感覚スリラー。
前半はホラーのお約束通りの展開、後半はムッチャクチャとゆう、新しい切り口で魅せてくれるホラーです。
若者5人が山小屋にキャンプに。
道中には古ぼけたガソリンスタンドに気味の悪い店主が。
全く気にせずに山小屋に到着。
カップルはイチャイチャ、それなりに楽しむ真面目組、クスリで飛びっぱなしの奴、とホラーの王道を突き進む。
山小屋で盛り上がっているところ、地下で謎の日記を見つける。
そこに書いてある呪文を唱えると..
って、完全に展開が『死霊のはらわた』です。
で、こんな感じで過去のホラー映画のパロディのような展開が続く。
挙げ句の果てはシガニー・ウィーバー(エイリアンシリーズの主人公)が登場!
え?アナタもですか?
古典ものからちょっと昔の作品のオマージュ的なモンスター(パクリ的なモンスター?)も知ってるものや知らないもの沢山出てきてイイ感じ。
“彼ら”によって「ホラー映画」のお約束が律儀に守られていく様子がなんとも愉快。
ちゃんとおねえさんの“おっぱい”も出るし、最後に生き残るのは“○女”といった具合に。
クライマックスの阿鼻叫喚の図には(笑いで)肩が震えた。
全体的に、ホラーの常識を打ち破ったホラーとか何とか言ってたから相当期待してたんだが、ただただ唖然。
確かに打ち破ってはいるが、これは打ち破り過ぎ。
あと、エンドロールで監督の名前は初めて見る名前だったけど、共同で脚本書いて製作もしてるジョス・ウィードンってどっかで聞いたなぁと思って調べたら、『アベンジャーズ』の監督だったのね。
なんか、納得。
ついでに、女の子は佐々木のぞみを彷彿とさせ可愛かった。