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愛、アムールのnozomiのレビュー・感想・評価

愛、アムール(2012年製作の映画)
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元音楽家の老夫婦のジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)とアンヌ(エマニュエル・リヴァ)は、パリのとあるアパルトマンで幸せに暮らしていた。

だが、その生活は妻が発作を起こしたことにより一変する。

「ファニーゲーム」「白いリボン」などの作品の監督・ミヒャエル・ハネケによるドラマ映画。

愛って何でしょうか?
自分の想いを貫き通すこと?
それとも相手の想いを尊重すること?
 
夫ジョルジュは、妻アンヌを心から愛していた。

ジョルジュにとって、妻の介護なんて苦ではなかった。むしろジョルジュは彼女が生きれる限り、生きて傍にいて欲しかったのだろうと感じました。それがジョルジュの想いです。

けれど、アンヌはそうではなかった。
だからジョルジュは自分の想いを棄てて、彼女の意思を尊重したのではないか、と思います。

ジョルジュの献身的な愛を痛いほど感じ、ラストの展開にはむしろ安堵した位です。もし、同じような立場にあったら自分はどうするのだろう…。

見終わった後の、心にずっしりと重い余韻を残してくれるこの感じ、久しぶりです。これもきっとひとつの愛の形なんでしょう。観て本当に良かった。