「愛、アムール」に投稿された感想・評価

踊る猫
4.3
老いて行く妻とその看病をする夫。スジを要約してしまえばそれだけの話……なのにここまで人を惹きつけるのは何故なのだろう。むろん俳優陣の演技の賜物でもあるだろうが、それと同じくらいこの映画が「計算」され尽くした作品であるからに他ならない。開け放たれた窓、あるいは外から入って来るニュースは閉ざされた登場人物たちの心が辛うじてその接点に依って繋がっているという、斎藤環氏風に言えば「引きこもり系」の人々の(ハネケの映画では登場人物たちは皆「孤独」だ)心理をそのまま象徴しているかのようでもある。タイトルは「愛」だが、彼らの間に「愛」はあったのだろうか? 例えばそれは食事の場面が象徴しているように一方的なものではなかったのか? そのエゴこそがしかし、「愛」なのではないか? 色々なことを考えさせられる。ラスト・シーンの余韻もあってこの点数にさせられてしまった。いや、興味深い作品だ。
sugi
3.7
老々介護
終わり方はやっぱりハネケ
K
4.4
部屋の中でハトを追いかけるシーンにグッときた
peche
3.9
衝撃のラスト
ちせ
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウフォ〜〜やっぱりキツイな!
隠された記憶のレビューでも多分おんなじこと言ってるけど 衝撃的なシーンで毎回律儀に衝撃を受けてしまいます。
ン!て声出ちゃったよ〜今回…

音楽家の老夫婦の話。
奥さんが病気を患ってしまって旦那さん、訪問介護の看護師さんのつきっきりで自宅療養することになるんだけど、都合よく病気が回復に向かうこともなく…

残される側の気持ちとしてはやっぱりどんな形でも生きていてほしいって言うのもわかるけど、これはエゴでしかないのかな〜
本人めちゃくちゃ辛そうやもの。そもそも意思疎通できてないし、うわ言ですら「痛い…痛い…」て。生きることに苦痛しか感じてないじゃない。
お水飲まないシーンも必死の意思表示だったやろうに、抵抗したらビンタやもんなあ。

自分がああいう寝たきりの病気にかかったらもうさっさと安楽死させてほしいな。そればっかりに奥さんが可哀想でした。
最後ベティブルー思い出した。
hiro09
3.0
きつぅーーーーー
やっぱファニーゲームの監督なんだなぁ。
最悪な状態をみせつけて、であなたはどう思う?みたいな。
正直全然わからなかった。
調べて、テーマが「共依存」
だと知って納得。

あなたはこれを愛と呼べますか?
と問われてます、はい。
考えるのを拒みたくなります、はい。
見せないで怖いです、はい。

知らない間に共依存してると思います。
相手が同じように依存してくれない事で怒りと喪失感が溢れてくるなんて日常茶飯事な気がします。ほんのり共依存なんて、よく見かけると思います。

"愛だねぇ"なんて言われればますます気分良くなってきちゃって頑張ってキャパオーバーしてやっと気づくなんてよくある気がします。
でもそんな"愛"を育んでいく先があんな結果は辛すぎる。どこからラインを越えてたんだか。全ての人の説得が耳を通らなくなった時に気づかないと手遅れになる
って事なのかしら。

それでも気付けないのが人間の性な気がして、すぐそばにあるテーマなんだと思わされて、結局ハネケさんには頭が上がりませんww
澪
2.8
ハネケ監督にはいつも脱帽させられる。
音楽ではなく生活音で送られる物語と無音のエンドロール、始まりは終わりから。
鳩の飛ぶ音が世界で1番苦手な音だからしんどかったなぁ。未熟者の私にはある意味ホラー映画だった
パリ在住の老夫婦、充実した日々を送っていた二人だったが
妻が病で倒れ半身麻痺という重い後遺症が残ってしまう。
家に帰りたいという妻の願いを受け入れ
自宅で彼女の介護を始めるのだが……。
                 (あらすじ引用・記録)

主人公と同じ立場になったら…
他人事とは思えない内容ゆえ
伴侶、両親、子供を
自分の生活に照らし合わせて考える事ができる作品
涼
4.4
フランス映画ぽさ
鳩を捕まえるのは以外と簡単ということがなんか悲しかった
あまりにもリアルで悲しい話
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