愛、アムールの作品情報・感想・評価

「愛、アムール」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

4.3
老いて行く妻とその看病をする夫。スジを要約してしまえばそれだけの話……なのにここまで人を惹きつけるのは何故なのだろう。むろん俳優陣の演技の賜物でもあるだろうが、それと同じくらいこの映画が「計算」され尽くした作品であるからに他ならない。開け放たれた窓、あるいは外から入って来るニュースは閉ざされた登場人物たちの心が辛うじてその接点に依って繋がっているという、斎藤環氏風に言えば「引きこもり系」の人々の(ハネケの映画では登場人物たちは皆「孤独」だ)心理をそのまま象徴しているかのようでもある。タイトルは「愛」だが、彼らの間に「愛」はあったのだろうか? 例えばそれは食事の場面が象徴しているように一方的なものではなかったのか? そのエゴこそがしかし、「愛」なのではないか? 色々なことを考えさせられる。ラスト・シーンの余韻もあってこの点数にさせられてしまった。いや、興味深い作品だ。
Mai

Maiの感想・評価

4.3
認知症だった祖母とそばで介護する祖父のことを思い出し、介護の現実って本当にこうだよなぁと感じた。
それだけに、心に直接突き刺さるようなシーンが多かった。しばらく引きずりそう。
きの

きのの感想・評価

-
大変難しかった。近いうちに見直したい
ラストのあれは奥さんへの愛情と優しさのように思えるけど、それよりも旦那さんのエゴが前面に表れているようにも思えた
鳩のシーンは何を表しているのかなー

2018 4本目

このレビューはネタバレを含みます

ピアノ弾いてるシーンとラストの出かけるシーンはグッときた
なんとも言えない深い愛の物語。
私は幸せな物語だし、ハッピーエンドだと思った
介護疲れなのか愛なのか。

ラスト数十分とかよくわからんが人の感性刺激し過ぎ。

とにかくこの監督の映画はムズいね。
鑑賞後の疲労感たらもぅ
私事だけど、『銃・病原菌・鉄』の上巻を読み終えた翌日に見た。
人間もひとつの生き物なら、菌やウィルスもまたひとつの生き物なのだ。僕たちは絶えず生と生のせめぎ合いの淵を、さながら綱渡りで生きていて、落ちたらどうなるかも確かには知らないが、いつ落ちればいいのかは尚のこと分かっていない。死から逃れる術は一層増えたが、生きることを克服するにはいまだ至らない、どころか、少しでも前に進んだろうか。


これまた私事だけど鑑賞翌日、年初めに祖父に先立たれたばかりの祖母が救急搬送され、冷や汗をかいた。
タニー

タニーの感想・評価

5.0
老人夫婦同士の介護。
真実味があって、凄く緊張感のある映画でした。
旦那さんがだんだん頑固になってしまってたけど、長年寄り添った夫婦だから、こういう最後は許せると思った。(現実だったら事件になるけど、許して欲しい)
独り身の私としては、何だか羨ましくさえ思いました。

老夫婦の最後の愛情。
Yoshmon

Yoshmonの感想・評価

3.8
まんまと製作者側の狙った罠にかかってしまった。
やられた。

中盤まで病にかかり寝たきりになった妻に、つきっきりで世話をする夫の姿に"きみに読む物語"のイメージを重ねたが…、、最後のどんでん返しに驚愕。

("きみに読む物語"のレヴューにも書いた通り)『能動的な、与える行為』が愛の定義だとして、だとしてもひたすら一方的な行為ではそれは持続させることを非常に難しくしてしまう。

夫の心中を察することができなかった僕はまだ未熟。
>|