吉田ジャスティスカツヲ

プラチナデータの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

プラチナデータ(2013年製作の映画)
3.3
社会的に高めの地位にあり、その職業柄の特技を持つ主人公。
…に殺人容疑がかかり、身の潔白を証明するために逃走する映画ってパターン。
それ、たくさんありますよねw

【このジャンルをはたして何と呼びましょうか?】

私が知っているだけでも…
『逃亡者』
『マイノリティリポート』
『金田一少年の決死行』
他にもあるかもしれません。

いずれも似たようなプロットがあり…

1幕目ではコトの発端→逃走→執拗に追跡してくる刑事の存在。
2幕目で、主人公と追跡キャラの思考が似通ってきて…
3幕目こそ【作品ごとに違う特徴を出すべき】場面です。


私が思うに、そんな中でプラチナデータの構成や展開や真相は【この手のジャンルとしてはヒドイほう】でしょう😞

日本国民【全員の⁉︎】DNAデータを一括管理できる…
仲の良かった兄妹が居るなど…
コトの発端以前に、観客に示している要素がいくつかありますが【それが終盤の逆転要素に繋がるわけじゃなし‼︎】
それどころか、ひと通り逃走劇が落ち着いてからの【あとから説明される新要素】が、今作のキモになっています。

(´-`).。oO(今それを言うなよ。

加えて、観客に最初に説明されることに一部のウソがあり(モーグルと呼ぶらしい)。
また上記の後出しジャンケン情報が、ここまでの流れをブチ壊すほどに呆れる🤦‍♀️内容。

原作がこうだから仕方ないと言わず【せっかく映画にするのだから】構成を変えてでも、楽しくして欲しいもんです。

主人公が機転を利かせで勝利する…
そんなオチではなかったのも減点要素。

ただ…
ここまでボロクソに書きましたが、演者さんたちはみんな頑張ったのではないでしょうか?
適材適所な人員配置だったと、私は感じましたよ。

若くして研究主任、心身ともに力強いわけでなく、誰かに支えてもらわなきゃ生きていけない…
尚且つ、観客にどうでもいいヤツだと思わせず、彼の今後が心配になり【加えて、心の部分に大きな特徴を持つ】
そんなメチャ難しい役を任せられるのは、確かに二宮さんがピッタリだったと思います👍







細かな矛盾に気がついたので、最後にお聞きください。





刑事の浅間は、網膜承合で開く研究室にどうやって独りで入れたのですか?