シュガーマン 奇跡に愛された男のネタバレレビュー・内容・結末

シュガーマン 奇跡に愛された男2012年製作の映画)

Searching for Sugar Man

上映日:2013年03月16日

製作国:

上映時間:85分

3.9

「シュガーマン 奇跡に愛された男」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ライブで大勢の人が映った瞬間に泣いた。ドキュメンタリーで人生が報われる瞬間を見られるなんて奇跡的。アパルトヘイトで民衆に力を与えてたときが報われたときだけど、ロドリゲスが実感したのはライブに出た瞬間だろう。だけどロドリゲスはその奇跡を極々自然に受け入れてて、それがまたかっこよすぎる。あれだけ大勢の観客を前にしたライブは初めてなのに、なにあの落ち着き様…。
インビクタスで一片の詩がマンデラを支え、連綿と託されてき、最終的に国に力を与えて創作物が持つ力に感動したけど、この映画でも全く同種の感動を味わった。
巡り巡って。
殆ど作り話のようなドキュメンタリー。感動。

お金の行方を詰問する場面以外、カメラの前で起こることにリアルタイム性はなく、意図されて作られた場面も多々ある。
ドキュメンタリーではあるのだけれど、ときに劇映画と錯覚するほど巧みに構成されている。撮影も素晴らしい。

ある国ではヒーローだが、本国では誰も知らない。その二つの極端な世界を「歌」が旅してゆく。
名声のそれと比べ、音楽のバイタリティはなんと強いことか。
その栄光を見て「奇跡」と言うよりは「約束された」という言葉が浮かぶ。
当然、そうなるだろう。

しかしどの分野にしろ30年の年月をかけて認められるなんて耐え難いな。
追ってゆけばその要素もあったのではないかと思うが、この映画には悲劇的なところが微塵もない。
当のロドリゲスは欲に執着無く、今も地に足を付けて飄々と生きている信念の人であった。
すげえかっこいい。音楽ジャンルは違うけどパンクだなぁ。

同じデトロイト産の音楽奇跡『バンド・コールド・デス』との二本立てで何処かで上映してほしい。
第一印象は、ヒットに恵まれず忘れ去られた無名の天才シンガーソングライターの"わびしい一生"をなぞるだけの映画だと思っていた。最初の視聴では冒頭から30分ほどまで見て放置していた。

数ヶ月経った頃思い出して再視聴した。70年代アパルトヘイト下での南アフリカでの評価の状況、"再発見" そして… この上ないカタルシスを得た。

"再発見"されるまでの暮らしぶり、ようやくスターになった時。穏やかだが軽くない、しっかりと根を張ったロドリゲスの力強さにシビれた。まるで仙人。
全編を通して流れる楽曲もまた染み入る。
音楽系ドキュメンタリーは評点高めです…。

1970年のアメリカで有名プロデューサーに見出されたシンガーソングラーターのロドリゲス。デビューするもアルバムは全く売れずひっそりと姿を消してしまうが、そのアルバムがいつの間にか南アフリカに渡りその楽曲が爆発的にヒットする…が、生死すら分からないロドリゲス、ステージで自殺したなんて噂もあるけど彼は一体どこに?
ってあらすじのドキュメンタリー映画です。

前半は「ロドリゲスを探せ」、後半は「ロドリゲスの現在」をテーマに関係者のインタビュー形式で話が進むんで行きます。謎に包まれていたロドリゲスのキャラが次第に明らかになるにつれ、彼の魅力的なキャラも手伝い一気に映画に引き込まれます。でもって、ロドリゲスが発見されて終わりではなく、南アフリカでのワンマンライブ開催…。ここまで気持ちいドキュメンタリー映画は久しぶりに見た気がしました。楽曲も最高。

自分が南アフリカでストーンズより有名だった事を知った今でも質素な生活を続け、仕事を神聖なものと捉えて誠実に生きる彼がカッコよすぎて涙出た。
ウソみたいに素晴らしい話。
南アフリカでストーンズよりドアーズより有名な男

アメリカで全く売れなくてレコード契約もソッコー切られ、肉体労働の仕事をしていたロドリゲス。

しかしレコードがたまたま海を渡り、その社会的なメッセージを含んだ歌詞がアパルトヘイト真っ只中の南アフリカの若者の耳に届き、口コミからテープダビングなどで広まり、気づけば海賊盤が100万枚の大ヒット。

70年代当時の南アフリカでは、レコードのジャケットとクレジット以外に彼の情報が何もなく、この歌を歌ってる奴は一体誰なんだーと話題になったが、拳銃自殺したという噂もあり…全てが謎に包まれていた。

90年代に入り、ファンがロドリゲスの素性を調べるべくネットサイトを立ち上げる

そして彼の娘とコンタクトが取れ、彼はまだデトロイトで肉体労働をしながら生きているという話を聞く…

前半40分は正直退屈な部分も多かったが、後半40分は物凄い楽しかった。

良い映画
ディランよりストリート。
声はどことなくジェームス・テイラー。
レノンよりワーキング・クラス・ヒーロー。

クラレンス・アヴァントがイヤなオヤジすぎて笑う。
ラストにいつもの質素な生活、ストリートに戻るところがぐっとくる。ロドリゲスの友人の言葉。「あいつの話ができて本当にハッピーだ」っていうのは最高のコメント。
誠実に生きることを貫いたからこそ、発見されて南アフリカでコンサートを催すようなオマケが付いてきたのだと思う。歌詞にもそうした感じが滲み出ていたから人の心をとらえたのではと。コンサート感動的!!!
『コールドファクト』のLPがめちゃ欲しくなりました。
南アフリカでのライブ、歌い出しが鳥肌もんです。
感動しました。
音楽好きにはたまらない映画です。アルバムを買ってしまいました^^;
いつまでも夢を諦めない、という話ならばよくありますが、全く違うところが良かったです。カッコいい生き方だと思います。娘さんたちのインタビューでもロドリゲスの人柄がよく伝わりました。
まさに奇跡。南アでのライブシーンは涙が止まらなかった。
>|